【徒然読書記録#1】歴史と偉人を一気に学べるおススメ本!

一時期、過去の偉人伝を読んだり、題材にした小説を読むことで自分自身の価値観を学んだり世界の歴史を勉強してました。
 
そんな前じゃないけど、自分の記録と振り返りのためにココで記録しておこうと思います。
 
「日本を創った12人」堺屋太一
 
この本では、今の「日本人らしさ」を作ったルーツとなる話や日本の偉人12人の出生や人物像、そして生きていた時代の風景について書かれてます。
 
私の中で特に印象的だった3人は
 
●「石田梅岩
石田梅岩が広めた勤勉で節制な生活を送る意識についてを学んだ。「休むことよりも何か学んだりすることに時間を使わなければならない」とか「心から休めない」と思うのは、日本特有のものであること、そして、この時代にこういった価値観は作られたんだなった知りました。
戦後GHQが日本に入ってきて、その代表がマッカーサーだったくらいの薄っぺらい知識しかなかった私からしてまず驚きだったのが、考えたら当たり前のことですがアメリカにとって都合の良いように日本人の考え方や価値観を操作、改変しようと政策として行われていたこと。占領下に置かれるというのはこういうことなのかと初めて知りました。そして、その政策によって現代の日本人らしさが作られているということも知り、意図して作られた日本人らしさがあるということにも驚きました。
現代版「石田梅岩」、勤勉で豊かであることを説いて、『日本式経営』を形成した人物。経営者は偉いというイメージを作ったのがこの人あってこそということ、終身雇用というものが近年から始まったものであることなどはじめて知ることも多かったです。
 
著者は織田信長などの歴史上の人物の幕府や政府との関係、人間関係を描く際に現代の会社などに例えてくれているので全体を通してわかりやすいです。それに、今までの偉人たちによる「日本人らしさ」が急速に変化している現代においても通用するのか、その如何について著者が自分自身の考えを明確に記している点についても面白いと感じました。単なる分文献より得た資料を載せるだけでない、面白さがあります。
 
誰もが一度は名前を聞いたことがある偉人について、より知ったり、その人が現代に残した影響など、歴史と偉人を一気に学べる一冊でした!
 
ぜひ興味あれば読んでみて。
バイバイ
 

 

日本を創った12人 (PHP文庫)

日本を創った12人 (PHP文庫)

  • 作者:堺屋 太一
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 文庫