【徒然読書記録#3】小さな箱から脱出しよう!

はじめ、何となく人から内容を聞いていた限りでは、利己主義についての本かと思っていたのですが、読んでみると内容は全く違うものでした。

 

「自分の小さな『箱』から脱出する方法」

アービンジャー・インスティチュート

 

 


 

                                                     「箱」=自己欺瞞

 


 

「箱」に入るということは、「他者依存」に陥ることだと私は思いました。
「箱」に入ると、自分でなく相手が悪いと考えるのですが、これは自分のことばかり考えているようで周りの環境に大きく影響されていると思ったためです。

 

いつも周囲の人間や環境に対して愚痴をこぼしているような人は「箱」に入ってしまっているんだろうなと思います。


「箱」に入っているということは思うままに生きていないとても窮屈な生き方なのではないかとも思いました。「自分への裏切り→自己の正当化   (「箱」に入る)」ということで、自分への裏切りをより具体的に言うと、自分自身でこうした方がいいんじゃないかと思ったことをできずにいるということと思うからです。

 

自分を裏切るという行為だけでもすごくストレスが溜まりそうなのに、このイライラを少しでも抑えるために、自己の正当化が始まってしまう。でもこの自己の正当化っていう行動が何も根本的な問題解決にならないという...。本を通して客観的に見てみると、「箱」に入ることで何も良いことがないことに気づかされました。

 

逆に「箱」の外に出て生きることは、自分自身にも相手に対しても素直にあるがままに生きているということだと思いました。
この本を通して、自分が「箱」の中に入っているかどうか気づくことができるようになったと思うので、少しずつでも「箱」の外に出ていられる人間になれるよう意識して自分自身を顧みることを続けていきたいと思いました。

 

バイバイ

 

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

 

 

【徒然読書記録#2】竜馬がゆく!

今回は、歴史小説の巨匠『司馬遼太郎』先生の長編小説のひとつを振り返ります。
全8冊の長編小説でしたがハマると止まらなくなるので注意です笑
 
 
一貫して自分を曲げず、大事業を果たすためにいかなる困難も悠々と独自のアイデアを以て切り抜けていく様はかっこいいの一言に尽きるというとこと、また、どんな相手であっても分け隔てなく接する器の大きさがあり、男女問わずモテるというところで憧れの対象になるのも納得といったところでした。
 
全8巻の中で、「人の命は事をなすためにある」という言葉が何度も出てきます。この言葉が竜馬の信念そのものであって、この信念を元に日々の行動や考え方が形成されているのだと思いました。
 
竜馬が脱藩した頃に残した「日本を洗濯する」という言葉も、自分自身の生命が大事業をなすためにあるという信念から来た言葉だと感じました。
 
また、だからといって生に執着するのではなく、いつでも死ぬ覚悟ができているという点も興味深かったです。
 
大事業をなすにあたっては、途中で倒れることは後悔ばかりになるのではないかとも思うんですが、死は天が与えるもので途中で死ぬことがあっても前のめりに倒れるという様な気概が感じられました。
 
これは、この生に執着せず、自分自負がなすべきことをなすという思考は、坂本竜馬だけでなく吉田松蔭や高杉晋作など他の偉人においても言えることだと思い、これくらいの気概で打ち込まないければ大事業はなせないのか感じました。それと同時に、この考え方はまさに個ではなく、他を優先した思考であるとも思いました。
 

「人は何のために生きちょるか知っちょるか。事をなすためじゃ。ただし、事をなすにはあたっては、人の真似をしちゃいかん。世の既成概念をやぶる、というのが真の仕事というものだ」

 
竜馬が、他の偉人と違うなと感じた点としては、竜馬自身が一藩士ではなく一人の日本人という意識を持って国事に奔走していたという点です。この様な藩よりも日本国を思う精神の背景には、土佐藩の上士と郷士の間にあるヒエラルキーや、早くから脱藩したこと、ことごとく国事に奔走した志士(主に郷士)に対する藩主および藩の対応から、従藩意識というのは皆無になったのではないかと感じました。
 
この本を通して、当時の土佐藩の内情や、武智半平太、中岡慎太郎などの働き、そして同時期に薩摩藩長州藩がどの様な動きをしていたのか、そして、西郷隆盛小松帯刀岩倉具視などの人物像についても知ることができ、勉強になりました。
 
この本を読むことで、大政奉還辺りまでの薩長土の大まかな動きがわかり、何よりも坂本竜馬=カッコいい!になる。そんな8冊でした!
 
バイバイ
 
竜馬がゆく(一) (文春文庫)

竜馬がゆく(一) (文春文庫)

 

 

【徒然読書記録#1】歴史と偉人を一気に学べるおススメ本!

一時期、過去の偉人伝を読んだり、題材にした小説を読むことで自分自身の価値観を学んだり世界の歴史を勉強してました。
 
そんな前じゃないけど、自分の記録と振り返りのためにココで記録しておこうと思います。
 
「日本を創った12人」堺屋太一
 
この本では、今の「日本人らしさ」を作ったルーツとなる話や日本の偉人12人の出生や人物像、そして生きていた時代の風景について書かれてます。
 
私の中で特に印象的だった3人は
 
●「石田梅岩
石田梅岩が広めた勤勉で節制な生活を送る意識についてを学んだ。「休むことよりも何か学んだりすることに時間を使わなければならない」とか「心から休めない」と思うのは、日本特有のものであること、そして、この時代にこういった価値観は作られたんだなった知りました。
戦後GHQが日本に入ってきて、その代表がマッカーサーだったくらいの薄っぺらい知識しかなかった私からしてまず驚きだったのが、考えたら当たり前のことですがアメリカにとって都合の良いように日本人の考え方や価値観を操作、改変しようと政策として行われていたこと。占領下に置かれるというのはこういうことなのかと初めて知りました。そして、その政策によって現代の日本人らしさが作られているということも知り、意図して作られた日本人らしさがあるということにも驚きました。
現代版「石田梅岩」、勤勉で豊かであることを説いて、『日本式経営』を形成した人物。経営者は偉いというイメージを作ったのがこの人あってこそということ、終身雇用というものが近年から始まったものであることなどはじめて知ることも多かったです。
 
著者は織田信長などの歴史上の人物の幕府や政府との関係、人間関係を描く際に現代の会社などに例えてくれているので全体を通してわかりやすいです。それに、今までの偉人たちによる「日本人らしさ」が急速に変化している現代においても通用するのか、その如何について著者が自分自身の考えを明確に記している点についても面白いと感じました。単なる分文献より得た資料を載せるだけでない、面白さがあります。
 
誰もが一度は名前を聞いたことがある偉人について、より知ったり、その人が現代に残した影響など、歴史と偉人を一気に学べる一冊でした!
 
ぜひ興味あれば読んでみて。
バイバイ
 

 

日本を創った12人 (PHP文庫)

日本を創った12人 (PHP文庫)

  • 作者:堺屋 太一
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 文庫
 

 

【雑記#2】今の仕事をこのまま続けていったほうがいいの?

 仕事を続けていると、今の仕事をこのまま続けていっていいのかな?と迷うことがあると思います。そう思うきっかけは、同じような仕事に飽きてしまったりといった個人的な事情や、家族が出来たりといった環境の変化までいろいろなきっかけが考えられます。そんなとき、あなたはモヤモヤとした気持ちを抱きながら仕事を続けますか?ほとんどの人は、そうでしょう。自分の気持ちに気づいていながら蓋をして、忙しさに任せて仕事を続けていく。でも、ふとした時に不安になる。だけど、そんな繰り返しも、社会人というものなんだ、と自分を納得させながら...
 
 そんな「世間のみんながそうだろうから」なんて思考停止はもうやめにしましょう。働くことに対して不満や不安を抱えたまま仕事を続けていくより、「働く意味」が明確で、「そのために今働いているんだ!」と思えるほうが良くないですか?これはとても当たり前のことだけど、いろいろな理由をつけて諦めてしまっている人がとても多いように感じます。
 
 じゃあどうすればそんな働き方ができるの?
「あなたが働く意味」を明らかにするためには、まず今あなたが持つモヤモヤに、正面から向き合って、その正体を見極めることが必要です。なぜなら、そこにこそ「あなたの働く意味」が隠れているからです。たとえば、普段デスクワークばかりで人と話す時間がほとんどないことに不満を感じているのであれば、それは"人と話す時間を持つこと"があなたの仕事をする上での大切な価値観になっているということですよね。そうやって、ひとつひとつ自分の中にある不満や不安と向き合うことで、あなた自身が働く上で大切にしている”価値観”に気づくことができます。
 
 あなた自身がどんな時に楽しくて、どんな時にやりがいを感じるかといった”価値観”を見つけることは、仕事だけでなく人生全体で見てもとても大切なことです。自分の持つ"価値観"を理解できているほど、選択や判断に迷いがありません。これから、仕事を含んだ人生の中でいろいろな選択を迫られることがあると思います。そんなときに、選択のモノサシになる価値観を、今あなたが感じている不安や不満から見つけ出しましょう。見方によっては、多くの不安や不満を抱えている人ほど、自分の中にあるより大事な価値観に気づくチャンスかもしれません。
 
バイバイ

【雑記#1】結婚式には出席する必要あるの?

 20代も後半に差し掛かってくると、周りの友人や先輩、後輩たちの結婚式ラッシュが来ますよね。感覚的には、20代前半で地元つながりの人たち、20代中盤で大学の人つながりの人たち、20代後半で社会人つながりの人たちが多く結婚していくように思います。
 そんな結婚ラッシュの中、大きな悩みのタネは、送られてくる結婚式への招待への対応ではないでしょうか?
 結婚報告がされるたび、フェイスブックやLINEのグループで「ぜひみなさん、結婚式に来てください!」というメッセージと共に、予定調和のように「もちろん!」「楽しみ!」と返事をする人たち。そんな人の中にいて、「そこまで行きたくないなー」という思いを持ちながらも、賛成のスタンプを押している。そして、結婚予定日が近づいてくるに連れて、ご祝儀や移動費のことを考えて、「そこまで行きたくない結婚式で、こんなにお金を払うの嫌だな~」と考えてしまっているあなた。
 
 もう、結婚式になんて出なくてもいいんじゃない?
 
「そんなこと言っても、招待を断ると結婚する友人や周りの人にどう思われるか不安」って?そんなものは、本来気にする必要のないことなんですよ。だって、そもそも人の結婚式には喜んで出席している人もいれば、嫌々だけど周りに気を遣って出席している人がいるってことはみんな知っています。あなたが、そんな中でちゃんと断りの意思表示をしたところで、周りの人は「だよね」って思う人もいるだろうし、むしろ自分の意思をハッキリと出せることに尊敬の気持ちを抱く人もいるかもしれません。
 ここで私が伝えたいことは、「周りの人がどう考えているか、感じるか」ということを考えて行動するよりも、「あなたがどうしたいか、あなたにとってのベストは何か」を考えて行動をしてほしいということです。
 少しでも出たくないという気持ちがあれば、出なくていいんです。出たいと思う結婚式であれば、出ればいいんです。すごく単純なことなんですよ。
 
 さらに、一度立ち止まって考えてみると、「結婚式に出るor出ない」ということ以外にも選択肢があることに気づきます。たとえば、欠席の旨を伝えて、お祝いの言葉とご祝儀だけを送ったり、サプライズでムービー制作をしたりといった方法が考えられますよね。
 ただ、ここで考えてほしいのは「あなたは結婚をする新郎新婦に対して何がしたいのか?」ということをちゃんと理解して別の選択肢を考えなければいけないということです。ここがハッキリしていないと、出席以外の方法を取っても、結局なにがしたかったのかよくわからずに終わってしまいます。 
 
 なので一度、「あなたが結婚式に参加する目的」を整理してみましょう。そこから、代わりの手段を考えていくと自ずと方法は絞られてきます。「自分自身がどうしたいのか?」をよく考えて、自分なりの表現で相手に気持ちを伝える方法を考えていきましょう。
 
バイバイ